中野

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今日は、Toshiです。

ゲストハウスのある中野は、自分とは縁のある土地で親しみがあります。
私の祖父は面白い人で、大阪生まれの人でしたが10代の後半に東京に行きたい病に掛かって家出をし、昭和の始め頃には中野に住んでいました。

当時、中野には豊玉監獄(中野刑務所)と言うのがあって、祖父はいつのまにかそこの看守になっていました。 その辺どう言う経緯だったのか生きているうちに聞いておけば良かった。

父の話では、良く寝言で「まてーっ!」とか言ってたらしいです。当時の中野刑務所は思想犯が多く収監されていて、聞いておけば色々貴重な話もあったんだろうなあ。

ですから住んでたわけでも無いのに、子供の頃からちょくちょく中野に来ていたので昔の中野も結構知っています。 父と二人何度か中野に来てうろうろと父の思い出の場所を歩き回ったものです。

そんな昔の中野をちょっと知っている人間から見ると、今の中野はつまらなく成って来つつあるようなきがする。 ごちゃごちゃ猥雑で、整理されていない活気が有った町が、暗がりや雑然が追いやられ整理されて魅力が無くなって、個性も無くしていく。さみしいですね。

でも町のそこここに孤立しながらも頑張っているお店があるので、そういう人たちが文化を創って行けば良いのだけど。 今が最後のチャンスかも。 その町のらしさって言うのは、ノスタルジーとは別の物だと思う。本当は過去の歴史からの繋がりで”醸される”ものなんでしょうが、意図的にその場所に文化を生み出す場合もあるでしょうし、偶然が生み出す場合もあるでしょう。 中野もやる気さえあればまだチャンスはある。

ゲストハウスのやってる「やどカフェ」もそれに参加できれば良いんだけど。。。
駅前の桜をみてそう思うこの頃です。


YADOYA Guesthouse Tokyo
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このページは、staffが2010年4月 5日 21:48に書いたブログ記事です。

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