坂の上の雲

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こんにちは、Toshiです。

坂の上の雲がドラマ化されました。
原作が産経新聞に連載された当時、自分は小学生で連載開始が小学校入学、連載終了が小学五年生ぐらいの筈です。 家が産経新聞だったので、何度か挿絵入りの新聞を見た記憶がありますし、父が連載の読者で単行本が出ると購入して居ましたので、4年生ぐらいから父の本棚から抜いて読み始め、追って毎朝の新聞も読んだものでした。

人が、自分がどうしたいとか言う個人的な都合だけでなく、自分の生まれた環境や社会の中でどう生きなければいけないかとか真剣に考えた時代の話で、自分もそうあらねばと思い込み、結局、青年海外協力隊なぞに行くまでになってしまうきっかけにもなっている小説です。

今の日本は、個人の尊重が進み社会との紐帯と言うものが無くなってしまっていて、その中で各個人の行動の規範やモラルを規定するものが無くなっている感じがします。

家の嫁さんは外人ですが、同じ個人尊重の社会でも彼らがなんとなく同じ価値観を共有しているように見えるのは、やっぱり神様が居るって言う考え方を共有して、かつ各個人神様と同じ契約を交わしてるからかなあ。

坂の上の雲の明治時代でも個人の都合と言うのは勿論有った筈ですが、それと時代の要請が面白いように合った幸せな時代でもあったのかなあ。 今の時代は女工哀史のような話や日清・日露の戦役で戦死するようなことの無い幸せな時代なのですが、自由と余裕はあっても希望がないですね。 

さてドラマですが、第一話をみてこのスピードであの長い物語を描くとNHKの大河ドラマ風の筋書き説明風のドラマになっちゃうんじゃないかと心配しましたが、第二話をみてまあまあ秋山兄弟と正岡子規の3人に絞ればあの司馬遼太郎さんの雰囲気を描けるのかなと思うようになり期待しています。

感心しているのは、技術の進歩で、100年以上前の世界をリアリティーありそうに再現する為の技術が発展したことです。芝居の書割みたいなセットだと小説読んでいたほうがイメージが湧きますからね。 指輪物語もそうでしたが、原作を読んでいて見てもある程度満足出来て、かつイメージが増幅されるような映像化が出来ると良いですね。

もう何度か読んでいる坂の上の雲ですがまた読み返して、ドラマを見たいと思います。

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このページは、staffが2009年12月 6日 21:49に書いたブログ記事です。

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